骨粗鬆症について(骨密度測定)

 骨粗鬆症とは、骨量が減少し、骨がもろくなって折れやすくなった病態を言います。問題となるのは、第一に腰痛です。特に腰椎の圧迫骨折を起こすと激痛が生じます。第二に骨折です。特に大腿骨頚部骨折は手術がうまくいかないと歩けなくなってしまい、うまくいっても術後2〜3ヶ月の後療法が必要で`寝たきり`の原因になります。ちなみに、日本の高齢者の寝たきりの原因は一位が脳血管障害、二位が骨折です。

 診断には、骨密度を測るのが簡単でスクリーニングに適しています。当院では手指の第二中手骨のX線写真を用いて骨密度を測る方法(MD法)を採用しています。

 対象となる方は、特に閉経後の女性で小柄な人、あまり運動をしない人です。遺伝も関与しているため御家族に骨折しやすい方や骨粗鬆症と診断された方がいる場合なども要注意です。

 生活習慣ではカルシウムを十分摂取することが重要です。カルシウムは牛乳、ヨーグルトなどの乳製品、魚や豆などにも多く含まれます。ほかに、ビタミンDやビタミンKも重要で納豆などはお勧めの食品です。また、喫煙は骨量を減らしカルシウムの吸収を妨げるため確実に悪影響を及ぼします。また、若い頃の食習慣、運動、日光浴も関係しています。

 残念ながら骨粗鬆症と診断された方の治療は薬物療法が第一選択となります。当院では、活性型ビタミンDや最新の骨粗鬆治療剤などを用意しています。

 気になる方や最近骨折した方は一度骨密度を測ってみると良いと思います。気軽に御相談下さい。

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